タウンミーティングレポ



 〜プロローグ


 まず、なぜ私がタウンミーティングに今回参加しようと思ったのは、
小泉内閣の所信表明演説からでした。

 どんなものか楽しみにしながらTVで国会中継を見ていました。
そこまではフツーだったのです。そこからむすびにいったとき
首相が私にとって衝撃的発言をしました。

「半年以内の全都道府県でのタウンミーティングを行い、小泉内閣
メールマガジンの発行・・・。」


 やられました。当然私はメールマガジンの登録をしまして、あと、
新聞にタウンミーティングに関しての記事が載っていたので当然応募。
多数の応募を見込み、日曜日の最終集荷時間を過ぎてポストにハガキを投函。
当選したときには喜びました。「待っていろよぅ、タウンミーティング。」


 タウンミーティングにあたって議事録という形で自分もノートをとったのですが、
ページ総数16ページにわたりこれをどうやってまとめるべきかかなり四苦八苦しました。
そんな私のタウンミーティング体験記、どうか最後まで見届けてくださいませ。


 当日12:08分に会場のホテルに到着。その場所は前職、勤めていた会社の会長の定宿で
どんなところかと一度見てみたかったという思いもありました。でも、けっこうしょぼかった。

まぁ、それはいいとして、ホテルに入り地下1階のホールへと案内される。報道陣も多数きている。
会場入り口にはすでに多数の参加者らしき人がいて早速受付へ。先着順かと思われましたが
実はあかさたな順で(私はけっこう早い順)、所定の場所に行き、参加証と免許証を受付に
提示。その後、ゲートにて安全確認のための金属探知機検査となりました。
 まず最初にケータイとカギを出し(ポケットの中だと引っかかるそうです。でもカバンの中なら
大丈夫だ、ということを聞いて出した自分を少し後悔)次に虫眼鏡のような形の金属探知機に
チェックを受けましたが、そのとき、

「ピー」と会場内に音が鳴り響く。
え?何?私何も武器なんて持ってないのに???そう慌てふためいていると、

警備員のお姉さん「あー、多分バックの金具に反応しているんですね。

 何事もなく検査を終え、いよいよ入場。の前にリモコンのようなものを渡される。会場では
始め真中の列に座っていたのですが、横のエリアが開いたのでそこの前から2列目(警備を除く)
に座る。そこで改めて客層を見ると、やはり中年層、それ以上の方が大半を占め、若い人も何名か
いらっしゃいました。男女層は半々くらいでしょうか。あと、参加者は750名(!)

 

<改めてもらった(借りた)もの>

1.アンケート1(会場運営に関するもの。当日もらう)
2.アンケート2(タウンミーティングの通知のときに既にもらっているもの。)
3.タウンミーティング参加証(私はPLESSだった←たぶん所定数を超えたら”参加証”になるんだろうけど)
4.今日のパンフレット2種類
5.ボールペン(タウンミーティング特製)←あとから気づいた。
6.アナライザー(リモコンみたい)←先着300名限定


 <壇上の座席順>(敬称略)
司会者:後藤カズコ
CD(コンパクトディスクの略ではない。コーディネーター):内田和男(大学院教授)
TM参加者(壇上左から)
村田利文(コンピューター関連会社社長)、村田隆之(電子部品製造業)、細田直志(林業関係)
西岡順二(科学技術コーディネーター)、照井久美子(大学院生)、篠田信子(演劇代表)、
坂本昌彦(ホテル支配人兼アウトドア関係)、駒谷保子(農業)
関係閣僚
竹中平蔵経済担当大臣、杉浦正臣外務副大臣
村上誠一郎財務副大臣、白川英樹筑波大学名誉教授

いやー、あとから思うとすごいメンバー構成ですな。関係閣僚。平蔵だけと思っていた私には
びっくり。いろんな意味でおいしいメンバー。


12:30にスタート。始めは先着300名(予想以上の応募だそうです。)に配布したアナライザー
の操作方法及び操作練習。いくつか例題も出ました。

例題1)あなたが好きな音楽は?
1宇多田ひかる←ココ注目 2北島三郎 3小沢征爾

結果)1:40% 2:42% 3:18% 結果が出たとき会場は爆笑でした。
(ちなみに私は3。だっていないもん。)
例題2)好きな食べ物は?
1ラーメン 2ステーキ 3ピラフ 4お茶漬け←ほとんど炭水化物ばかりじゃん。
結果)1:42% 2:29% 3:9% 4:20%
司会「さすが北海道ですねー。昨日と同じ(前日は虻田町)ですね。」
・・・。

 いよいよ先日送付されたアンケートについての質問へと移って、
質問)4つの項目についてもっとも優先すべきことは?
(1)経済・財政の構造改革 (2)行政の構造改革 (3)社会の構造改革 (4)その他
結果:(1)55%(やっぱりね。) (2)31% (3)12%(わたしはこれ。) (4)2%
さらに細かい項目。
(1)についてもっとも優先すべき課題?( )は結果。
1不良最近処理(42%) 2経済社会全般にわたる規制改革(16%) 3証券市場の活性化のための制度改革(3%)
4IT革命の推進(5%) 5科学技術創造立国(6%) 6都市再生と土地流動化(4%)
7財政構造改革(23%) 8その他(1%。←わたしはこれ。)
(2)についてもっとも優先すべき課題?( )は結果。
1特殊法人の見直し(57%) 2郵政3事業の見直し(7%) 3地方分権の推進と地方の役割の見直し(12%)
4公務員制度の改革(11%) 5行政の透明性の確保(8%) 6司法制度改革(4%) 7その他(1%。←わたしはこれ。)
(3)についてもっとも優先すべき課題?( )は結果。
1教育改革(39%) 2社会保障制度改革(28%) 3男女共同参画への取り組み(1%)4環境問題への取り組み(8%)
5農林・水産分野への構造改革(6%) 6バリアフリー社会(3%)7安全な国作り(凶悪犯罪対策、入国管理等)(13%)
8防災対策(1%) 9その他(1%。←わたしはこれ。)


と答えていったのですが、そこで突然司会の人が
「尚、このタウンミーティングのもようはインターネットで同時中継されています。」

う、

うわー!!



さらに畳み掛けるように

司会「あと、集計しましたら、その他が1%いらっしゃるんですけどこの際ですから
   何かおっしゃりたいことがあればどうぞ。」


・・・

 
・・






それ、わたしなんですけど(泣)



司会者「おくゆかしい方なんでしょうかね。」
とどめは、

司会者「確か、前から2列目の方が押されているようですけど」

うわーん。だってネットで同時中継なんぞされた日には

もし不用意なことを発言したら見ている知り合いに突っ込まれたらたまりません。



追い詰められた、そう思ってたらそのとき、通路をはさんで隣の列に座っていた男性が手を上げました。
司会者「その他を押されたのですか?」
男性「いえ、言いたいことがあったもので。」
その男性にマイクが向けられ、男性は自己紹介をしてから一言。

「天下りをしたら警察に入れろ!!」


会場大ウケ。そして拍手。
いや、助かりました。そして

手を上げなくてごめんなさい。(反省)




各項目のベスト3の集計結果。及びその9つのうち優先されるべきは?(アンケート)( )中は結果
1?不良債権処理(32%) ?財政構造改革(14%)?経済社会全般にわたる規制改革(5%)
2?特殊法人の見直し(24%)?地方分権の推進、国と地方の役割の見直し(4%)?公務員制度の改革(4%)
3?教育改革(9%)?社会保障制度改革(5%)?安全な国作り(凶悪犯罪対策・入国管理等)(3%)

 ようやくアナライザー操作も終わり司会の人が
「なお、このアナライザーは先着300人のかたに限り・・・」
・・・くどいっちゅーの。

 12:55に終了。少しの待ち時間を経て13:00にようやく開始。
入場のミュージックとともに参加者、閣僚の方が登場。
平蔵に関しては。

TVのまんま。



 それはさておき、コーディネーターの内田さん(以下CD)からのコンセプトで、
アンケート結果についての総評と、ひとことで
「もくもくと堅実に自分の生活を営んでいる。」とのこと。あと、時間がタイトなので
1人3分をめどにしてほしいとのこと。

1)駒谷さん。トップバッターなのか多少、緊張していらっしゃるよう。
 農業をやっておられる。農業問題で米の値段に市場原理が働いたため値段が下がる、という問題を話される。
規制がゆるんだので直売所で働いていて、直売所は消費者の声を聞ける場所で改めて農業の仕事に魅力を感じたこと。
又、両親が高齢になったことでひとごとと思えなくなりホームヘルパーの資格を取得した。
 望むこと。(構造改革)
(1)流通の見直し (2)後継者が継続できるような農業を。 (3)国産品の表示徹底。

2)篠田さん
 「市民の力で演劇を。」とのことで”富良野演劇工場”を設立。公益的事業でNPO法人第一号(NPOはいろいろありますが。)
大きな役割を担うのはNPOになってくる。だけど、税制面で優遇されていない。税制面で大きな壁に当たっている。
運営:寄付、会費、事業収入など。でも事業収入に対して30%の税金がかかる。
せめてみなし寄付制度の導入と公益法人並の税制にして欲しいものです。NPOを。

3)西岡さん
産学連携について。
企業―研究開発機関―大学⇒研究成果の産業化
ex.プロに産学している企業→経済の波及効果
問題点
大学:1.オリジナルのテーマが少ない 2.研究に支障をきたす
企業:1.参加しない 2.人材がいない 3.技術がない

1)科学技術の基本計画→科学立国への期待、24兆の支出、社会への還元
 北海道では地域特性を生かした事業→経済への発展
だけど具体的にやると大学の研究者たちの意識改革、取組に積極的な企業を探す
2)「科学技術」は難しいものではない
 ex.バケツの水が凍る→1?あたり80キロカロリーの力で氷になる。
科学技術を身近にする:社会に理解できるように流れを作り研究者が成果を自分の言葉で発信する。

4)村田(隆)さん
終戦後:電子オルゴールを作る疎開工場からスタート。
S31:TVの普及効果でブラウン管の作成。真空管を作りながら事業拡大。
平成→電子パーツを作るのはコストに合わない。海外から安い部品が輸入されてきたので。
そこでプリンターのヘッドなどの部品に切り替える。
機械化されたものを組み立てればいい→精密度が上がれば作り方も変わる。
0.4〜0.2ミクロン半導体の技術。
旭川の技術ではできない→東京の技術を。
手っ取り早いのは技術者を呼んでくる→でも2,3年すれば高い技術を学ばなければならない。
                  10年かかって学ぶ技術を数年のうちにレベルアップ
                  しなければならなくなってきている。だがその環境でない。
*矛盾点
1航空運賃が高い→ディスカッション(意見交換)できない。
2工業の転換を見ながら製造業を引っ張っていきたいと国は考えている
 だけど高度な技術が必要ということを忘れている。
地方行政→監査的でなく思い込みで全般的監査をやりながら市民にオープンにするしくみを。
高齢者がついてこられない。:高齢者の仕事が少ない。若い人ばかりに雇用の要請が多い。
改革は苦しいけれど、もっと国民は自分の力で生きて行かなければならないというメッセージを
発するべき。

竹中大臣:
「2ヶ月前までは教授だった。(大臣に就任して)今はなんでもありうる時代。」
日本人はすごい。問題を固めながら足許を見つめ、考えている。
タウンミーティングは陳情の場所でもなければいいわけの場でもない。
問題意識のシェアの場である。
(発言の要旨)
篠田さん:寄付する人は自由。税金が掛かるのは(NPO)おかしい。政府は自由にして。
西岡さん:自由にやらせて。(産学協同に対して))
駒谷さん:地方切捨ては困るでも、面倒は見て欲しい。だけど地方は地方でやるけれどその部分は
     政府の重要な役割。
村田(隆)さん:個人の問題、生き様が問われている。
        個人のミスマッチ→教育の見直し。
構造改革→やるべきことを組替える。民が出来ることは民でやる。でも、自らを助ける
     こと(自助)が出来ないところに国の金を投入して本当の政策が出来る。
組み替えが一番。基本は自由でチャレンジャーを助けるために政府が助ける。人材大国にする。
 30年前に北大に行ったときにクラーク像を見る。
「ボーイズ・ビー・アンビシャス」:この言葉に始めはピンとこなかったが年を重ねるにつれ
自分をアンビシャスにしなければならないと感じる。
今は、「ジャパニーズ・ビー・アンビシャス
目の前の問題を解決するため、痛みはあるがやるしかない。

杉浦大臣?
たくさんの人の参加に「感動した。」
「(マキコ大臣ではなく)私が来たのでがっかりした?
会場:(笑)
さらに大臣は、
「マキコ大臣の足許にもおよびません。ご自分のことばでしゃべっていらっしゃる

会場:(大笑)


おい、

大臣にツッコミ入れてどうする?チクってどうする??



不良債権→債務者が生きなければ回収しない。(ちなみに元弁護士)
銀行の問題だけではない。
(発言の感想もしくは要旨)
篠田さん:公設民営。民でやれることは民でやる。
駒谷さん:日本にはこういう女性がいるから持っている。
     専業で成り立つ農業にしなければだめ。

村上:
「いつも塩爺がおせわになっております。」
会場(笑)
昨日は洞爺湖(虻田町)へいってきた。→北海道はすばらしい!!
構造改革は
1財政再建 2経済の構造改革 3不良債権
今までは官におんぶにだっこ→それぞれ自立しなければ。
国の借金:20年前→134兆円 7年前→368兆円 その7年後には666兆円(国・地方合わせて)
一人あたり(赤ちゃんから年寄りまで)100万→550万へ増加。
財政・経済・教育は立て直しが遅れれば遅れるほど次の世代にいってしまう。
どうすれば次の世代にバトンが渡しやすくなるか。
セーフガード→日本は貿易大国。暫定処置は期限がきたら切れる。
経済がボーダレス化しているので生産性があるものを作らなければならない。
地元はタオルの産地→タオル業界も大変。
NPO→税制について。収益事業をどれだけやっているのかはっきりしない。
    寄付による税制支援が望ましい。
財政:官の仕事 経済、不良債権:民の仕事。→理解して欲しい。

白川:
4人の閣僚といったけれど私は閣僚ではありません。(笑)
今ここにいるのが不思議。
何が大切か→個人の力が大切。
(駒谷さんの意見)専業で成り立つ農業→国も努力した。でも個人も努力することが大事。
(篠田さんの意見)寄付行為→NPOだけでなく文化活動全般でもいえる。
ワシントンの美術館→個人の寄付→寄付に対し国が報いる。
そういうことが当たり前と考える。ゆきわたっているので。
文化活動行為は税制上の優遇を図るべき。
(西岡さんの意見)学者は研究活動に熱心でも産業に還元の努力を怠る。
 →調査会を作り、社会還元の仕組みを作る為に調査、検討中。
科学者は分かりやすいように説明すべき。科学技術だけでなく、自分の意見の発信することの
大切さ。その教育は幼稚園からやるべき。

5)坂本さん
 然別湖で12年程前から自然環境を生かしてネイチャー会社を設立。
カヌー、トレッキング、冬には氷上露天風呂などの企画を行う。農業体験などのアウトドア
の業界をまとめてPR、予約生産などの一元化の仕事。そしてホテルも経営。
<国に望むこと>
1.体験観光の振興
 現状、受け皿は零細企業が多い。第一次産業、商工関係者も経済効果が大なので振興を、と
 叫んでいる。ベンチャービジネスの形を認めて欲しいのと、許可の簡素化を。
 民間が自主化せねばと考えているが、このままでは対応ができない。
2.環境庁は(国立公園の)整備はやってくれるがそのあとはボランティアがやっている。
 人件費の一部補助とかごみを運搬する車の補助。
環境がブームになっているけれどその後が述べられていない。

6)照井さん
まず、彼女にひとこと。

早口でノート書ききれん!!←人のこと言えない。
なので、彼女の部分の半分は議事録を見ながらやりました。ほとんど要旨しかかけなかったし。
−ということで本題に戻る。

 *地域のつながりが薄いように感じる。
社会保障→昔は足りない部分を地域でカバー。でも今は期待できない。
少子高齢化:平成11年札幌で11.7%。過疎地域は30%を超えるところも。
景気対策の為に国債の大量発行→将来の増税は避けられない。
・年金、医療の抜本的改革
*少子化の対策も大事。
全国平均:2.08% 北海道:1.2%(ワースト2。ちなみにワースト1は東京で1.03%)
労働力の減少→税など保険料収入の減少→女性の社会進出が必要。
保育対策などまだまだなので少子化の原因を政府は突き止め、制度改革を。

7)細田さん
*林業について
森林の劣化→手入れ放棄。山村社会の崩壊の危機
巡廻型の森林→切ったら植えるだけでは生活が成り立たなくなってきている。
森林協同組合の中で働いている。下川町の取り組みがユニーク。
一度手を入れた森は手入れしなければ維持管理できない。
→木炭などの加工業にも展開。
物を売るのは大変。→作ったものをどうやって売るか、経営を維持するか問題。
かつて木材は作れば引き取ってもらえた。→産学連携により交流事業に取り組む。
次の世代に引き継ぐ作業に取り組む。
北海道の自立支援、産業との連携→森林組合。新しい時代の森林業
問題点:森林組合及び人口の少ない町→合併も将来ありうる。
    予算配分の差別の心配。
地域の中に経済の基盤が存続できれば地方分権、地域の多様性、を保証できるようにして欲しい。
これからの地域で残っていくには市場原理の競争でない。自立する力、地域特性。
森を守るために人、地域社会中心に木材の利用→国の自給率が20%なので国内にもっと
                      木材を利用できるように。

8)村田(利)さん
地域経済→北海道は経済的に独立しなければ。(輸入超過なので)自立の為に輸出を増やす。
北海道で作って東京で売る。
外国でビジネスをやるための人材がいない:そのための教育を推進するためにやってほしい。
                    政府も認めて欲しい。
規制緩和:官に頼らない。自主的努力の輪を広げるために政府に望む。
国:ITの振興。インフラを増やすことなど。
北海道は変革を先取りして欲しい→新工芸が出来る。そのためにどんどん工夫を。

竹中大臣:
7つの改革。
コミニュティ、地域社会が病んでいる。世の中が危機的だ。
小さいときに親にもらった言葉「一人前の人間は稼ぎと務めをしっかり。*」
(*稼ぎ:人に頼らず経済的に自立。 務め:地域の行事に参加。)
日本人は「稼ぎ」に精を出す→「務め」がおろそか。
「稼ぎと務め」→「稼ぎ」そのものが駄目になってきている。経済的に不況で日本人が稼げ
         なくなってきている。
「稼ぎ」の能力が減ってきている→「稼ぎ」も「務め」も両方やらねば。
人が自立する中でコミニュティを。:「務め」の再構築。
「物分りがよくなる必要はない」
財政赤字について一人一人考えて欲しい。(大きくてなぜ悪い?)ムードだけだと
改革は中途半端に終わる。
教育は基本→高いから経済水準も高い。ITになってきてそのための人材不足。パワーアップしな
      ければ改革にならない。
「富国強兵」と福沢諭吉の思想家として歴史的教訓。
なぜ福沢諭吉??
平蔵「いちおう私慶応大学の教授なので・・・」
会場(笑い)
確かにそうなんですけどー。

杉浦副大臣:
竹中大臣が話されたのでパス(笑)

村上副大臣:
有珠山の話
(有珠山は)せっかくの宝物なんだからうまく活用すべき。
国立公園の環境問題。(坂本さん)外国の国立公園はごみはでない。それは自分で出したものは
持って帰るのがあたりまえ。→教育の問題。
少子高齢(照井さん):子供は国家の一番の基礎体力。少子高齢化は経済も減少し、行政サービス
           減る。
財政再建の根本的問題→社会保障(年金、医療)をどうするかが重要課題。
           給付は下げても財政は保証。
女性→受け皿作りをきちっとやらねば。
文部省のゆとり教育はほんとうにいいのか?人材は出来るのか?
あなたたちに担ってもらうという若者の矜持(きょうじ)と公共心を持ってもらわないと
育たない。→認めて励ます。このことが教育で一番大事。

白川大臣?
教育の専門家ではない。(村上副大臣の発言に対し。)
34年間の研究、教育の中で教育が基本なのはそのとおり。今後も教育をもっと重視して欲しい。
ゆとり教育:週5日制。授業が足りない。
いまだに受験戦争が続いている。その中で知識を頭に入れる教育が賢い人間を育てると思い違い。
自分で考える力をつけるのが教育。:そういう意味で役立てればいい。
でも教師がその意義を認めて教えてくれるのか?総合的に学ぶのが必要。
国は個人を信用していない→規制が多すぎ。
もっと規制を緩和して自主的努力を助けるほうに向けて欲しい。

CD「北海道は公共依存が第一。構造改革への意見がほとんどだった。それぞれの中で
自立している人がほとんど。」


 こうして、会場質問へ。何名かが手を上げている。ので、
1.デザイナーの卵(♀)
世の中は企画とデザインが大事だと思う。すべての分野において企画とデザインのいいものが
取り入れられているから。
彼女は答えはいいといっていたのですが、
平蔵「”美しい町”は今回の骨太の方針に入ってます。いま7つの改革のパンフを作成して
   ますが、アメリカではプログラムをオープンにしてだれでも書き直させる(オープンソース
   ムーブメント)ことをやってます。もしよかったら期待してますので送ってください。」
とのお応え。
2.会社員(♂)
・不良債権 ・教育の2点について。
不良債権:国債、税金がつぎ込まれるのに解決していない。早く解決して。
教育:問題があるのは社会が病んでいるから。大人が誇りを持って子供に接すれば教育改革に
   つながるのでは。政府も努力して。
(この人の発言してるさいに会場から「長い!」とヤジが飛びましたが、そんなのはあとの
事を考えたらまだ序の口です・・・。)
回答:トップがそのポストについているとき波風が立たないように先送りをしたので
   財源も遅れる。早く解決しなければならないがでも急がず着実に。    (ノットトゥ ファースト バット ステディ)
3.金融関係の会社員(♂)
不良債権は自己査定でやっている。
不良債権処理→額面をはっきり言うのが難しい。
実態をはっきりさせて欲しい。国民に対し不良債権に対してのメッセージを出すことに
どう思う?
平蔵:それに関しては柳沢大臣に2日前に依頼。
1)不良債権の処理を定期的にチェック(指標を利用して)
2)整理回収機構:RTCを参考にする。
  不良債権を本格的に処理するための助けになるしくみ。
本当の数字を把握するのが金融庁。メッセージを尊重して信じて。柳沢大臣が全力で取り組んでいる
 ここで少し時間が空いたのでもう一人質問できることになりました。でもこれがすごいことに
なるとは・・・。
司会:「何か質問のある方は。あと、時間も時間ですので手短にお願いします。」
オヤジ:「当ててくれ!もうこれで4回目だぞ!」
 CDのかたも仕方ない、という表情で、そのオヤジに当てました。
4.オヤジ(当然♂)
「内田先生(CD)にご指名いただきありがとうございます。」
ODA問題。日本は130億$(1兆4億円)の援助。10年連続世界一。(米:95億$)
→これでいいのかわからない。
そのうちの40%は改善が必要。現地の状況を調べなきゃ駄目。最近の報道で50万トンの
化学肥料が放置。国連もFAOも指摘している。人を助けるのは結構だか、本当に自立を助けるために
使われているのか?
バングラデシュでの実情は開発援助はあってないようなもの。知り合いにお金を出し援助してと
託す→家が再興できたと、感謝の手紙をもらう。自立できる環境を整え感謝されることが基本。
 ここで司会者に時間がないので早くとせかされる。ですがオヤジはまだしゃべりつづける。

すこし長すぎやしないか??


(オヤジ続き)
「杉浦副大臣がODAの見直しをして欲しいとの要請を拓殖大学の学部長がODAの金額を減少する
のに反対した、という報道がありました。」こういってオヤジはこういいました。

「何じゃらほい!!」



会場オオウケ。私も大受け。長いけどこれは名言だ!
そしてオヤジの話はまだ続き、
杉浦副大臣の報道を船長が東に向かって船を出せといっているのに船員が反対方向に船を出している
ことに比ゆさせ、「杉浦大臣を馬鹿にしている!!」
 そこでCDは大臣の発言が出来ないからとさらに催促をするのですがそれでもオヤジはしゃべりつづけ
「タウンミーティングに参加している人が発言したくても出来ないからもっと1分でもいいから参加者の
意見を言わせて!!」


 ようやくオヤジのしゃべりが終了。いやー長かった。7,8分はしゃべったでしょう。
残り時間2分の中での杉浦副大臣の回答。
ODAは見直す。「聖域なき改革」。日本が立ち直るのが一番。(ODAは)いろいろな
国の貿易にプラス。

CDによる総括
 積極的に意見を発しようとしている??→意見を組み入れること。


 3時過ぎに終了。アンケートを回収して入り口で参加証も回収されました。




〜エピローグ
いやー。参加してよかった。だっていろんな人が何を考えているかなど
よりよくわかった1日でした。でも出てから思いました。

やっぱり発言しておきゃよかった…。








もくじ

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