歌人・村下孝蔵メモリアルコンサート
〜同窓会のすすめ/この国に生まれてよかった〜
〜07'8.5 教育文化会館小ホール


実はこのメモリアルコンサートを知ったのは5月のことで、
その日からずっとこの日を楽しみにしておりました。
コンサートのことを書く前に、その2日前にメモリアル写真展が
開催されることを知り、強引に日程にねじりこんでみました。

そんな個人的事前イベントもプラスしつつコンサート回顧録を。




この写真展に行くのにまずお隣のO市に行かなければならず、
しかもその会場の施設がその奥まったところにあると知り、
朝早めから出発。
何とか会場に到着したものの、あまりの交通の不便さに、
バスを逃すと次のバスまで1時間空いてしまうことを考慮すると
写真展を見られるのは正味5分!ぎゃー。

あわてて会場にインしてエレベーターで3階へ。

場所は階段横のスロープ壁に村下さんの生まれた時〜晩年までの
写真が飾られておりました。
鎮西高校時代のエレキ姿とかコトブキ劇場(映画館)など興味深いと
見てましたが…時間切れ。
あわててバスに乗り込み、高速バスに乗り換えてコンサート会場へ。


会場へ到着したのはぎりぎりで15時05分。
既に開場しており、一寸した行列。
年齢性別は幅広かったのですが、若いおねぇちゃんもいたことに
これまたびっくりでした。
入場後の目の前すぐに大崎ゲートシティなどで飾られた
七夕飾りがありまして、短冊があって願い事が書けるので
書いてみました。(「世界が平和でありますように。」って。)


左手側には即売所がふたつ。
手前側は村下さんのジャケットの大半を手がけた
村上保(実は彫刻家)さんの切り絵のポストカードとジャケットのレプリカ。
奥側は村下さんのCD。でも右手になぜかみのや雅彦のCDが売られてまして。
(後にその理由が判明する。)
過去のCDの中に本日の目的の「村下孝蔵メモリアルコレクション」
これは通信販売もしくはコンサート会場限定での発売だったので、
そこへ向ってお客がひっきりなし。係員さんの「列を作って」の声もむなしく。

CDを入手して座席へ。
ステージ上はプロジェクターがあり、「野菊よ、僕は…」のジャケの映像。
あとはピアノとキーボード、エレキとアコギ、パーカッションとかベース。
あとは開始までの時間でメモリアルコレクションの歌詞とか見てましたが、
経田さんの寄せ書きの文。
ずるいよ、村下さん。
…(´‐T)。




15時30分ちょっとすぎからスタート。
「たなばた」のオルゴールをバックに村下さんの生い立ちを
プロジェクターで流してました。
…殆ど写真展と同じじゃんかよ。
その後、村下孝蔵バンドの皆様イン。
基本的方式は生バンドの演奏に村下さんのCDの歌部分を
抜き出してかぶせる、というもの。

(左→右)渡辺さん→松浦さん→経田さん→鈴木さん→桝井さん。

1.北斗七星

MC1)松浦さん

「村下孝蔵の暗い世界へようこそ…。」
台風が接近していて、心配していたけれどもそれてよかった。
「村下さんは晴れ男だから…」


2.つれてって
3.ロマンスカー



MC2)経田さん

「こんばんわ、でなくてこんにちわ。…元気がありませんね。」
やはり台風の話で、前のりして前日の12時20分羽田発の飛行機でやってきた。


ここでプロジェクターによる映像で送る村下さん。
(経田さんセレクト)


4.踊り子
5.かざぐるま
6.ネコ
7.午前零時



MC3)経田さん

村下さんの音楽に影響を与えた人が。
ここでゲストの天満敦子さんの紹介。
1999年4月にジョイントコンサートで一緒にやる。
(withピアノ演奏渡辺さん)


8.タイスの瞑想曲(バイオリン)
9.愛のあいさつ(バイオリン)
10.純情可憐(バイオリン)



MC4)経田さん

天満さんに村下さんに対しての印象を。
「とてもナイーブな方…。」
あとは音符にのせると…と仰ってたけれども忘れた。(´‐T)

ここで天満さん退場。

プロジェクターによる映像で送る村下さん。2。
(経田さんセレクト)

「トークも面白いので入れておきました。」

11.ブラックサンドビーチ(エレキ)
12.雷雲(エレキ)

トークをはさんで、(恒例のポン!アンケート。)
13.陽だまり



MC5)経田さん。

村下さんはギターが上手という話。
(でもやはりギタリストの経田さんもかなりの腕前。)
「ギターを弾かれる方は分かると思いますが、ギターは右手が大事。」
なるほどなるほど。例のカリ…(以下省略)
あとは経田さんいわく、
「まだまだ未公開のものもあるからソニーさんにお願いすれば音源化してくれるでしょう。」
…信じるぞ。(´‐`)

ここでゲスト。みのや雅彦登場。
」あれー?。

14.挽歌

MC6)みのやさん

村下さんとの思い出。
みのやさんは滅多にギターを磨く人ではない。
そのみのやさんのギターを村下さんが磨いたり、
一緒に飲みに行って自分の歌をカラオケで歌って
周囲の人に気づかれなかったり。
みのやさんはカラオケは好きではないけど村下さんは、
「ほら、みのやくんも自分の歌を歌って、歌って。」

15.空(byみのや雅彦)

MC7)経田さんとみのやさん

みのやさんの衣装(白ずくめの上下>しかも長袖+ブーツ+チェックのショール)を見て、
「寒いの?」
みのやさんは「気に入ってるので見て欲しいと思って。」
みのやさん退場。


16.松山行きフェリー
17.同窓会
18.この国に生まれてよかった



MC8)経田さん

メンバー紹介。(敬称略)
ピアノ+キーボード>渡辺雅司:絶対音感の持ち主。アーティストとしてCDも出している。
コーラス>松浦:46歳。森高千里の「雨」を作曲。
パーカッション>鈴木:前打ち上げの時の帰り道、経田さんのお尻を傘でつつき、「何処か行こう」と誘う。
                      (経田さんは結局断り、鈴木さんはコンビニに寄って帰ったそう。)
ベース>桝井要:関西系。

と、ここで桝井さん「即売は?」とつっこみ。
経田さん「…忘れてた。」


即売の話。(メモリアルコレクション)
今回のCDは店売りをしない、という契約なので通販のみ。
ネット通販かメモコン会場のみ。
「…アクセスってわかります?」

若いときは夢もあったけれども、50を過ぎた今は、
「夢よりも大事なのは自信を持って生きること。」という思い。

最後の曲を何にしようか迷ったけれども、各地からいろんな人がやってきてるので、これに。
でも「この後アンコールもあるので」…ちょっと引くぞ。


19.帰宅


〜アンコール

1.教訓

ここで天満さん+みのやさん再登場。

2.初恋

最後の曲はみんなも歌えるように多少アレンジを加える。

3.青春の日々に(vo.松浦さん)



演奏終了後、バンドメンバーと天満さんとみのやさんが
プロジェクターの村下さんに向かい、こう話しました。

村下さんありがとう!

17時35分ころ終了。



これがメモリアルコンサートなんだぁ、
終わって素直に初めてそう思いました。
主はなくとも取り巻く周辺の人たちやファンが支えてると
思いました。本当に。素直に。


でも。

「村下さんに安易に代役を求めない」というスタンスならば
いくら弟分のみのやさんでもゲストはいらなかったのでは。
(みのやさんは悪くないけども。スタンスの問題だけ。)
あそこで流れが切れてしまって戻るまで大変でした。


それだけだなぁ。






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